妊婦の受動喫煙と胎児、子どもへの影響

説明

要 旨<br> わが国では妊婦の半数以上が日常的に受動喫煙の被害を受けている。<br>  妊婦の受動喫煙によって胎児に流入する有害物質(ニコチン、一酸化炭素等)の量は、自ら喫煙する妊婦の胎児に流入する量の数分の一のレベルに達する。<br>  妊婦の受動喫煙によって、自然流産、子宮内発育不全、周産期・新生児死亡等のリスクが高まり、出生体重も20~100g減尐すると報告されている。<br>  妊婦や家族に対する禁煙支援と共に、「喫煙しない人が絶対にタバコの煙を吸わされない社会環境」づくりが必要である。

収録刊行物

  • 禁煙科学

    禁煙科学 vol.4 (03), 1-5, 2011

    日本禁煙科学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008445627502848
  • NII論文ID
    130008110966
  • DOI
    10.32213/jascs.vol.4.03_1
  • ISSN
    18833926
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ