粘性が相違するコンクリートの鉄筋間隙通過時における材料分離抵抗性および締固め性

  • 谷 遼太
    首都大学東京 都市環境学部 都市基盤環境コース
  • 斎藤 聖
    東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 都市基盤環境学域
  • 大野 健太郎
    東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 都市基盤環境学域
  • 宇治 公隆
    東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 都市基盤環境学域

書誌事項

タイトル別名
  • Segregation Resistance and Compaction Ability of Concrete with Different Viscosities when Passing through Rebar Gaps
  • ネンセイ ガ ソウイ スル コンクリート ノ テッキン カンゲキ ツウカジ ニ オケル ザイリョウ ブンリ テイコウセイ オヨビ シメカタメ セイ

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抄録

<p>W/C=40,50,60%および60%に増粘剤添加した4水準を取り上げ,コンクリート中のモルタル相の塑性粘度に着目しながら粘性および締固め条件の相違がかぶり部の充填性あるいは品質に与える影響について検討した。同一スランプでのコンクリートの充填性評価,硬化後の配筋内外における超音波伝播速度および採取コアの圧縮強度をもとに,配合から施工の結果までを通した総合的な評価を行った。W/C=60%の増粘剤添加の有無で比較すると,増粘剤添加では,材料分離抵抗性および締固め性が向上した。一方,最も粘性が高いW/C=40%では,材料分離抵抗性は優れているものの締固め性は低下し,施工条件を考慮して配合の適否を行うことが重要であるといえた。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 58 (11), 884-891, 2020

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

参考文献 (1)*注記

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