術前に診断したNuck管水腫に発生した子宮内膜症の1例

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タイトル別名
  • Preoperatively Diagnosed Hydrocele of the Canal of Nuck in an Endometriosis Patient—A Case Report—
  • ジュツゼン ニ シンダン シタ Nuckカン スイシュ ニ ハッセイ シタ シキュウ ナイマクショウ ノ 1レイ

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抄録

<p>症例は34歳の女性で,10年ほど前から繰り返す右鼠径部膨隆を主訴に受診した.来院時は右鼠径部に軽度の疼痛を伴う索状物を触知した.腹部超音波検査で右鼠径部に28mm大の嚢胞性腫瘤を指摘した.症状の変化からNuck管水腫に発生した子宮内膜症を疑い,月経時にMRIを施行し診断を得た.鼠径部切開法で腫瘤を摘出し,病理組織学的検査では水腫内に子宮内膜と間質成分を認めた.挙児希望があったため術後薬物療法は施行せず,術後3カ月目の現在,無再発で経過している.</p>

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参考文献 (11)*注記

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