「ジレンマほぐし」の授業実践と批判的実在論

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書誌事項

タイトル別名
  • Lesson Practice of “Easing dilemmas” and Critical Realism: New Pedagogy Drawn from Disaster Prevention Education
  • 「ジレンマほぐし」の授業実践と批判的実在論 : 防災教育から考える新しい教育学
  • 「 ジレンマホグシ 」 ノ ジュギョウ ジッセン ト ヒハンテキ ジツザイロン : ボウサイ キョウイク カラ カンガエル アタラシイ キョウイクガク
  • 防災教育から考える新しい教育学

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説明

<p> 防災教育の1つとして考案された「ジレンマほぐし」は、他者と協働し、状況に応じて知識や技術、合理性を用いる当事者性を育む授業である。批判的実在論の知見から、この授業は、現実の不確定性を前提とし、学習者に状況のメタ認知をもたらし、そして自律的な主体への変容を促す社会的実践であるという3つの特徴が明らかになった。これらには防災教育を超える意義がある。また、実在論として特異な位置を示す批判的実在論は、新しい教育学の構想に有効であることも示唆された。</p>

収録刊行物

  • 教育学研究

    教育学研究 88 (2), 197-210, 2021

    一般社団法人 日本教育学会

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