CMIP6実験にもとづくスラブ海洋結合全球大気気候モデルを用いた気候変動の台風への影響評価

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タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF COUPLED ATMOSPHERIC-SLAB OCEAN MODEL GLOBAL CLIMATE MODEL AND CLIMATE CHANGE IMPACTS ON TROPICAL CYCLONES
  • CMIP6 ジッケン ニ モトズク スラブ カイヨウ ケツゴウ ゼン キュウ タイキ キコウ モデル オ モチイタ キコウ ヘンドウ ノ タイフウ エ ノ エイキョウ ヒョウカ

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抄録

<p> 気象庁気象研究所の全球大気気候モデル(MRI-AGCM)にスラブ海洋モデルを結合したモデルにより気候計算を実施し,温暖化の熱帯低気圧(TC)への影響を評価した.MRI-AGCMの気候予測実験の温暖化条件は最新の気候予測データセットCMIP6より作成した.気候予測実験ではタイムスライス実験と,2018年台風21号を背景とした単月条件固定気候実験を,現在気候・温暖化条件下の将来気候ともに実施し,発生TCの統計的特性について評価を行った.スラブ海洋モデルの結合により,MRI-AGCM気候計算でのTCの強度別発生割合の予測精度が改善した.また解析結果から,将来変化としてTCの発生数の減少と強いTCの増加がいずれの気候計算においても確認された.</p>

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