海浜植物を対象とした地球温暖化に伴う海面上昇による影響評価

書誌事項

タイトル別名
  • A PREDICTON OF FUTURE DISAPPEARANCE OF BEACH VEGETATION FOR ADAPTIVE MANAGEMENT BASED ON PLANT TRANSISION STRATEGY

抄録

<p> 本研究では日本全国の海浜植物に焦点をあて海面上昇による生息域への影響について検討を行なった.海面上昇の影響を受ける可能性がある8種類の植生を対象に消失予測を行なった結果,消失割合が大きい植生類は遷移を考慮しても将来の植生面積は減少する可能性があることがわかった.また,現状と比較した将来の適性生息地,植生面積変化について検討した結果,適性生息地については,分布域の平均標高が高いコハマギクが他の海浜植物に比べて生息適性地が減少する結果となった.一方,植生面積変化については,ハマニンニク-コウボウムギ群が1mの海面上昇によって現在よりも約180,000m2も失われる可能性が示唆され,海面上昇による消失の影響を大きく受ける結果となった.</p>

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参考文献 (3)*注記

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