地理空間情報を活用したトレイルランニング大会における環境負荷量の推定

書誌事項

タイトル別名
  • Estimated of Environmental load for trail running race held in Japan using Geographic Information

説明

<p>健康志向の高まりによるランニングブームや多様なアウトドア体験のニーズの高まりを背景に、全国の山岳地でトレイルランニング(トレラン)大会の開催が増加傾向にある。トレラン大会は一時的な交流人口の増加を果たし地域振興に寄与している一方、大会参加規模によっては大会コースとなる登山道への環境負荷が懸念されている。本研究では日本山岳耐久レース長谷川恒男CUPを対象に、大会コース上の脆弱区間(環境負荷を大きく受ける区間)の抽出を試みた。脆弱区間の把握には、多くのランナーが登山道上を走る(歩く)ことで踏圧を受ける観点から、現地調査よりコース上の土壌硬度の把握を行った。脆弱区間の抽出には既存の各種GISデータを用いて標高、斜面方位、傾斜角、TWI(湿潤度)、TPI(地形指数)のレイヤを作成し、現地調査で得られた土壌硬度の値を重ね200mの区間ごとに作成し、オーバーレイ解析により脆弱区間の抽出を行った。解析結果より脆弱区間として抽出された地点は23カ所、区間距離の総計は4.6kmで、大会コースのうち約7.4%に該当することが明らかとなった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008613604930816
  • NII論文ID
    130008117629
  • DOI
    10.11519/jfsc.132.0_256
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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