広域森林バイオマス研究プラットフォーム 現場から衛星までを結んで

DOI
  • 鷹尾 元
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域
  • 日浦 勉
    東京大学大学院農学生命科学研究科
  • 石原 正恵
    京都大学フィールド科学教育研究センター
  • 落合 治
    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター
  • 田殿 武雄
    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター
  • 林 真智
    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター
  • 濱本 昂
    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構地球観測研究センター
  • 齋藤 英樹
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域
  • 髙橋 正義
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • Introduction to the Japan Satellite and Forest Biomass Research Network

抄録

<p>森林バイオマスとその動態は森林生態系の遷移や生産力の指標となり、巨大な炭素貯蔵庫として全球の炭素循環と気候変動にも影響を与える。衛星画像を用いた森林バイオマス観測技術を確立することで森林蓄積量とその動態を広域にわたり均一の精度でかつ高頻度に把握できるようになり、森林管理への活用や、気候変動対策への利用も期待できる。日本では、亜寒帯から亜熱帯まで幅広い植生タイプの森林が分布している。そして、全国各地の様々な森林に大学演習林や国有林の収穫試験地等が設置され長期にわたり森林計測を継続し知見を蓄積している。一方、我が国はL バンド合成開口レーダを初め衛星による地球観測を継続的に実施している。そこで、全国大学演習林協議会、JAXA、森林総研の連携により、森林バイオマスの広域分布とその動態に関する研究基盤「広域森林バイオマス研究プラットフォーム」を構築した。現地や航空機、衛星観測など様々な情報と知見を融合し、森林バイオマス分布とその変動を過去から現在まで地域・国の規模で隈なく推定する基盤となることで、森林動態の解明、持続的森林資源管理、地球環境問題への貢献が期待される。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008613604945536
  • NII論文ID
    130008117741
  • DOI
    10.11519/jfsc.132.0_311
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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