関西育種基本区で開発したスギ少花粉品種の若齢時における雄花着生性の評価

DOI
  • 宮下 久哉
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場
  • 三浦 真弘
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所林木育種センター関西育種場

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of male flowering in juvenile stage of less pollen Japanese cedar varieties

抄録

<p>関西育種基本区においては、成長に優れかつ雄花着生性が一般的なスギの花粉量のおおむね半分以下となることを基準としているスギ特定母樹を32系統開発している。現在、これらスギ特定母樹を導入した採種園が各府県において造成され、スギ花粉症対策に資する苗木として普及が進められている。特定母樹指定基準においては、スギの雄花着生性の調査として、自然着花調査と植物ホルモンのジベレリン(GA)を用いた処理による調査との2種類の方法が認められている。より短期間に雄花着生性を決定するためには、できるだけ樹齢の若い段階で評価できることが望ましい。そこで、GA処理をしたスギ若齢木の雄花着生性と自然状態での雄花着生性を比較するため、すでに雄花着生性が評価されているスギ少花粉品種と、対照用としてスギ精英樹を用いて、若齢時にジベレリン処理を行い、その雄花着生性を評価した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008613604951424
  • NII論文ID
    130008117695
  • DOI
    10.11519/jfsc.132.0_387
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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