リター層と土壌層における細菌の群集と機能の小集水域スケールの空間分布

DOI
  • 執行 宣彦
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 古澤 仁美
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 山下 尚之
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 長倉 淳子
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 眞中 卓也
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 山田 毅
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域
  • 平井 敬三
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所立地環境研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • Spatial distribution of bacterial community and function in litter and soil layers at a headwater catchment scale

抄録

<p>森林源流域の水質浄化機能には、森林生態系の物質循環が深く関わっている。土壌微生物群集はその物質循環の主要な駆動者であるにもかかわらず、小流域スケールで土壌微生物の分類群や機能がどのように分布しているのかは十分に明らかにされていない。斜面位置によって窒素無機化や土壌水分特性に違いがみられることから、小流域内であっても地形や土壌特性の変化に伴って微生物群集は機能的に異なった分類群で構成されている可能性がある。本研究では、小流域スケールでの土壌微生物の群集と機能の空間分布とそれを規定する要因を明らかにすることを目的とした。皇都川支流の山地小流域である茨城県森林管理署管内北山国有林の桂試験地において、植生と斜度の違いを考慮し53の調査地点を選んだ。2020年12月にリター層および土壌層の0-5 cmで試料を採取し、採取した試料からDNAを抽出した。本発表では、真正細菌の16S rRNA遺伝子V4領域を対象としたアンプリコンシーケンス解析と群集の分子系統樹に基づいた予測メタゲノム解析のデータに基づいて、細菌の群集と機能の小集水域スケールの空間分布について議論する。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008613605398144
  • NII論文ID
    130008117890
  • DOI
    10.11519/jfsc.132.0_492
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ