局所加熱による残留応力の低減がすみ肉まわし溶接継手の疲労耐久性に及ぼす影響

  • 廣畑 幹人
    大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻
  • 阿二 一慶
    大阪大学 大学院工学研究科地球総合工学専攻
  • 鈴木 俊光
    エム・エムブリッジ株式会社 プロジェクト室
  • 小西 英明
    エム・エムブリッジ株式会社 生産・技術部

書誌事項

タイトル別名
  • INFLUENCE OF RESIDUAL STRESS REDUCTION BY LOCAL HEATING ON FATIGUE RESISTANCE OF FILLET BOX WELDED JOINTS

説明

<p> すみ肉まわし溶接継手における疲労耐久性向上を目的に,局所加熱による溶接残留応力の低減が継手の疲労耐久性に及ぼす影響を明らかにするための一連の検討を実施した.まわし溶接部を囲む領域を350℃まで加熱することで引張残留応力を低減した後,疲労実験において溶接部に引張あるいは圧縮の種々異なる応力範囲を作用させる状態を想定した解析を実施した.止端部に引張応力が作用する場合に比べ,圧縮応力が作用する場合の方が残留応力低減による疲労耐久性の向上効果が得られる載荷条件の幅が広くなる可能性が示唆された.また,4点曲げ載荷により止端部に繰返し圧縮応力が作用する疲労実験を実施し,作用応力範囲が100N/mm2の条件で加熱なしの継手に比べ局所加熱した継手の疲労寿命が4.9~10倍以上になることを明らかにした.</p>

収録刊行物

参考文献 (16)*注記

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