子育て支援実践の形成・変容のプロセスを通した保育者アイデンティティの再構築

  • 石井 美和
    東北文教大学短期大学部 教育学・教育社会学

書誌事項

タイトル別名
  • Reconstructing the Identity of a Kindergarten Teacher through The Process of Forming and Transforming Child-Rearing Support Practice:
  • 子育て支援実践の形成・変容のプロセスを通した保育者アイデンティティの再構築 : 制度ロジック概念を手がかりとして
  • コソダテ シエン ジッセン ノ ケイセイ ・ ヘンヨウ ノ プロセス オ トオシタ ホイクシャ アイデンティティ ノ サイコウチク : セイド ロジック ガイネン オ テガカリ ト シテ
  • Analysis by the Concept of Institutional Logics
  • ―制度ロジック概念を手がかりとして―

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抄録

本研究の目的は,保育者が子育て支援という新しい実践を形成するプロセスを通じて,どのように保育者アイデンティティを再構築するのかを明らかにすることである。その際,新制度派組織論における制度ロジック概念を参照することにより,保育者が用いる論理に着目する。本研究では,子育て支援に早くから取り組んできた幼稚園教諭1名へのインタビューデータを分析した。その結果,市場ロジックと共同体ロジックの矛盾が子育て支援実践の形成の契機となっていることが明らかになった。また,保育者は自律性を拡大する形でアイデンティティを再構築していることが明らかになった。

収録刊行物

  • 保育学研究

    保育学研究 59 (1), 105-116, 2021

    一般社団法人 日本保育学会

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