重度認知症高齢者に楽しさを考慮した余暇活動の効果に関する探索的事例研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Exploratory case study on the effects of fun leisure activities in elderly people with severe dementia
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説明
本報告の目的は,楽しさを考慮した余暇活動で重度認知症高齢者の認知機能,BPSD,作業参加が改善するかをシングシステムデザインで検討することである.方法はアルツハイマー型認知症とレビー小体認知症の混合型を呈するCDR3の80歳代女性に対し,非介入期(A期:余暇活動の実施)と介入期(B期:楽しさを考慮した余暇活動の実施)を設定し,CTSD,DBD-13,MOHOSTで評価した.その結果,各指標で統計学的な有意差はなかったが,CTSDでは意味のある変化がみられた.このことから楽しさを考慮した余暇活動は,言語機能や注意機能などの認知機能,BPSD,作業参加に影響を及ぼす可能性があると考えた.
収録刊行物
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- 作業療法の実践と科学
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作業療法の実践と科学 3 (4), 81-89, 2021
公益社団法人 北海道作業療法士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390008764028553856
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- NII論文ID
- 130008124087
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- ISSN
- 24338451
- 24345806
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可