消化管および尿管を取り扱う際のpit fall

DOI
  • 槙山 和秀
    横浜市立大学大学院 医学研究科 泌尿器科学

抄録

<p> 消化管や尿管は愛護的に扱うべきである. ロボット手術では鉗子の力が強いので, 愛護的にこれらを扱うためには工夫が必要である. ロボット鉗子は把持力の弱いものを選択するべきであるし, 可能であれば消化管を把持しないでICUDを行うことが望ましい. さらに, 長く可動性のある回腸を操作しやすい場所に上手に固定し, シンプルにわかりやすく手術するのがポイントである. 具体的には使用する回腸に運針し, 糸をエクストラアームで把持し骨盤奥の高い位置に置くと回腸は吊り下げられたような状態になり扱いやすく, 使用しない回腸も邪魔にならない. 消化管や尿管に対するダメージを最小限にできれば, ICUDは低侵襲手術になると考えられる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008764029858688
  • NII論文ID
    130008123918
  • DOI
    10.11302/jsejje.34.178
  • ISSN
    21874700
    21861889
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ