Developing and validating the Japanese version of Demensional Apathy Scale

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  • 日本語版Dimensional Apathy Scale (J-DAS) の作成と信頼性・妥当性の検証

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<p>アパシーとは興味や意欲の障害であり,動機づけが欠落し目標志向的行動が減少,あるいは消失した状態をさす。従来アパシーは一次元の尺度で測定されてきたが(e.g. やる気スコア;AS),臨床観察に基づいた提言を機に,最新の診断基準はアパシーを認知・感情・発動の3つの次元において捉えられるべきだとしている。このニーズに合わせ,Radacovic & Abrahams (2014) はDimensional Apathy Scale (DAS) を開発し,その妥当性を示した。DASはその有効性から複数の言語に翻訳されている。本研究ではその日本語版(J-DAS)を作成し,信頼性・妥当性を検証した。原版著者の許諾を得て,3名の日本語母語者と1名の英語母語者によりDASが翻訳された。日本人496名(平均44.8歳,SD=13.8;男性250名,女性246名;教育年数14.6年,SD=2.3)を対象にデータを収集し,因子分析にてJ-DASは原版と同じく3因子構造であり,因子項目の多くは原版と一致することが確認された。相関分析では内的整合性・収束的妥当性・弁別的妥当性がそれぞれ認められた。J-DASによる多次元的な評価が,アパシーの適切な診断やケアに貢献できることを期待する。</p>

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