書誌事項
- タイトル別名
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- Conversions of the depiction type of anthropomorphized animals in narrative picture books
抄録
<p>物語絵本における動物は,しばしば擬人化されて登場し,時には現実的な描写と擬人化描写が混在する。絵本,並びに擬人化動物と子どもに関する先行研究には,定性的な研究が多いことを踏まえ,本研究は,絵本における擬人化動物の描写の特徴を把握することを目的とし,動物が現実的な姿と擬人化を跨って変化する描写法「描写タイプの転換」に着目した。この描写法は,動物と人との境界を浮かび上がらせ,子どもに印象的なシーンを伝えるとして,子どもの発達の観点から分析・考察を行った。調査の結果,描写タイプの転換は,591冊の絵本から1,930件確認された。特にネコ,イヌによる生起が多かった。また,人が登場する絵本では転換が生起しやすく,人が登場しない絵本では転換が生起しづらい特徴が確認された。全体的に,現実的な姿の動物が擬人化になる転換が多く確認された。一時的な転換における主な生起要因は,人あるいは動物らしい行動や感情であった。一方,長期的な転換における主な生起要因は,物語の構成や異世界・空間の移動であった。描写タイプの転換の背景には,動物の社会的なイメージや子どもの発達と深い関連があることが明らかになった。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PO-007-PO-007, 2020-09-08
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390008841537478528
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- NII論文ID
- 130008127058
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可