書誌事項
- タイトル別名
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- Development of a Japanese version of the Reading the Mind in the Eyes Test
説明
<p>ヒトが社会生活を営む上で人間関係は重要である。良好な人間関係を築くためには,相手の気持ちや心を理解することが不可欠であり,この能力を心理学の分野では,「マインドリーディング(Mind Reading: MR)」という概念を用いて説明している。現在,このMRの能力を客観的に測定する方法の1つとしてReading the Mind in the Eyes Test (RME) がある(Baron-Cohen S, et al., 2001).しかし,RMEを日本人大学生に適用可能かを検討した研究では,全36項目中17項目が妥当性の基準を満たさなかったため,その約半数は日本人には適用できないとされている(川田・広沢2018)。この原因として,RMEで使用されている写真は西欧人のものであり,顔の構成に物理的な差があることや,感情の表出の仕方,感情の認知の仕方,感情に対応する表情等の文化差が影響を及ぼしていることが考えられている。そこで本研究では,日本人に適したMR能力を客観的に測定することができる尺度作成を目的とした。この尺度を作成することで,特有のコミュニケーション文化を有する日本においても,MRの能力を測定できるようになり,MRの促進要因の解明に繋がると考えられる。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PM-006-PM-006, 2020-09-08
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390008841537489792
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- NII論文ID
- 130008127123
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可