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- 日下部 典子
- 福山大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Is Rumination Affecting the Infant Mother’s Depressive Tendency?
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抄録
<p>幼児の母親の3,4割に抑うつ傾向が認められ(日下部,2017),その軽減は母親だけでなく子どもの健全な心身の発達にとって重要である。これまでにサポートが一つの有効な方法であることが明らかとなっているが,サポート希求が難しい母親も多く,有効な抑うつ傾向を軽減する介入がされているとは言い難い。抑うつ傾向に関連する要因は様々なことがあり,妊娠中の抑うつ傾向,子育てで生じるストレッサー(子どもが言うことを聞かない,一人で子育てをしているなど),性格,サポート状況等があるが(日下部,2005),その一つとして「反すう」が考えられる。これまでに大学生を対象とした研究で,ネガティブな内容の反すうは抑うつと関連していることが明らかとなっている(たとえば伊藤・竹中・上里(2001)等)。しかし,乳幼児の母親における抑うつ傾向と反すうの関係が明らかにされたとは言い難い。加えて,ポジティブな内容を反すうすることが抑うつにどのような影響を及ぼすのかをあわせて検討することも必要である。反すうと抑うつ傾向の関係を明らかにすることで,母親への有効な介入が期待される。</p>
収録刊行物
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- 日本心理学会大会発表論文集
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日本心理学会大会発表論文集 84 (0), PD-123-PD-123, 2020-09-08
公益社団法人 日本心理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390008841540077568
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- NII論文ID
- 130008126802
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- ISSN
- 24337609
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可