エウロパ表面での酸化剤生成の物質選択性:内部海化学、生命利用エネルギーへの影響

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タイトル別名
  • Chemical selectivity of oxidation reactions on Europa's surface

抄録

<p>木星の氷衛星エウロパの表面は高エネルギー粒子の放射による水氷の解離を通して、酸化的な環境となっている。これにより硫黄分子の硫酸への酸化などが起きていることで知られるが、近年では内部由来とされるNaClなどの塩化物も酸化される可能性が示唆されている。本研究は塩化物もしくは硫黄を含んだ水氷へ電子照射実験を実施し、二つの分子種におけるエウロパ表面での酸化の起きやすさの違いを調べた。その結果、硫黄の場合は硫酸の生成が見られたものの、塩化物の酸化を示すような塩素酸塩や過塩素酸塩の生成は検出されなかった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390008918663000960
  • NII論文ID
    130008129871
  • DOI
    10.14862/geochemproc.68.0_92
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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