書誌事項
- タイトル別名
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- Decadal vision in oceanography 2021: Deep ocean
- カイヨウガク ノ 10ネン テンボウ 2021 : シンソウ
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抄録
<p>海洋深層において現在議論されている研究トピックを整理するとともに,今後10 年程度の期間で取り組むべき研究の方向性と意義,そしてその遂行に必要な研究基盤について論じた。本稿では物理・化学・生物が分野横断的に関わるトピックとして,とくに深層における物質循環に着目し議論した。具体的には,(1)深層から中層への物質輸送,(2)表層から中深層への有機物の輸送と動態,(3)深層の時間変化の3つの課題を取り上げた(1)では,これまでの鉛直1次元的な物質輸送の議論から3次元的な物質循環像へと理解を深めるために,とくに太平洋における深層から中層への物質輸送を定量化していく研究の必要性について議論した。(2)では,近年提唱された生物ポンプに関する新しい概念を整理するとともに,素過程についてのプロセス研究と物質循環モデルの高度化に向けた研究の双方からのアプローチの必要性を論じた。(3)では,ゆっくりではあるが確実に進行する将来の深層の変化を把握するには,観測による継続的なモニタリングに加えて,古海洋研究からの知見や数値モデルを用いたプロセス研究を進めていく必要があることを議論した。</p>
収録刊行物
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- 海の研究
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海の研究 30 (5), 179-198, 2021-11-15
日本海洋学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009018099437056
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- NII論文ID
- 130008131953
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- NII書誌ID
- AN10382760
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- ISSN
- 21863105
- 09168362
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- NDL書誌ID
- 031832175
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可