副腎皮質ホルモン製剤の長期投与中にイヌパピローマウイルス12型の関与が疑われた色素性ウイルス局面を認めたパグの1例

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  • A pug with viral pigmented plaques suspected to be associated with canine papillomavirus type12 during long-term treatment with systemic corticosteroid

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<p>パグ,6歳齢,未去勢雄において,プレドニゾロンの長期全身投与中に大腿部内側に掻痒を伴わない黒色の局面を認めた。組織学的には,犬の色素性ウイルス局面に矛盾のない所見を認めた。皮膚病変部より抽出したDNAを用い,PCRおよびDNAシーケンスを行った結果,イヌパピローマウイルス12型のL1遺伝子配列の一部と99.22%一致する結果を得た。筆者らの知りうる限り,本症例は犬パピローマウイルス12型の感染が関与した色素性ウイルス局面を生じたパグのはじめての報告であると考えられた。</p>

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