S状結腸憩室穿孔に対する腹腔鏡下ハルトマン,ハルトマンリバーサル手術の経験

  • 前本 遼
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 辻仲 眞康
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 崎尾 亮太郎
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 柿澤 奈緒
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 髙橋 礼
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 初沢 悠人
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 木村 恭彰
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 町田 枝里華
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 田巻 佐和子
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 石川 英樹
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 宮倉 安幸
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科
  • 力山 敏樹
    自治医科大学附属さいたま医療センター一般・消化器外科

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Laparoscopic Hartmann's Procedure Followed by Laparoscopic Reversal for Perforated Diverticulitis

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抄録

<p>症例は60歳代,男性.腹痛のため前医を受診し,S状結腸憩室穿孔と診断され当院へ紹介された.HincheyIIIのS状結腸憩室炎・穿孔と診断し,腹腔鏡下ハルトマン手術を施行した.術後合併症なく経過し,初回手術から4ヵ月後に腹腔鏡下ハルトマンリバーサル手術を行った.人工肛門を直視下に閉鎖した後に,腹腔鏡下に直腸断端の癒着を剥離した.直腸を授動した後に,結腸と直腸を端側吻合した(single stapling technique).術後経過は良好で,合併症なく退院した.S状結腸憩室穿孔に対するハルトマン手術,またその消化管再建術であるハルトマンリバーサル手術を腹腔鏡下に行うことの有用性が報告されているものの,本邦での報告は少ない.文献的な考察を含め報告する.</p>

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参考文献 (25)*注記

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