認知能力を活性化する英語学習法

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  • Learning English by Activating Humans’ Cognitive Ability

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抄録

本論文は、2020年10月17日に開催されたJACET中部支部オンライン講演会で今井(2019)の内容について話したことに基づき纏めたものである。人の持つ認知能力には、アナロジー力、スキーマ化と事例化、参照点能力、反意語フレームの活用、比喩能力(メタファー、メトニミー、シネクドキ―)、精緻度の調整などがあるが、本論文では、それらの認知能力を活性化することで英語学習に役立てる理論と実践について述べる。具体的には、クイズ形式を用いたアクティブラーニングにより学習者参加型の授業を行うことで、これまで単なる訳語と文法用語の暗記で終わっていた英語学習を、日英語の違いにも目を向けながら、なぜある表現がある意味を表すのかという意味的動機づけを理解することで、学習者の認知能力を活性化し、英語表現の理解と発信に役立つ理論と実践について述べる。

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