バングラデシュ南部避難民に対するRed Cross Red Crescent Emergency Field Hospitalでの外科支援
書誌事項
- タイトル別名
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- Surgical care for refugees at the Red Cross Red Crescent Emergency Field Hospital in Bangladesh
抄録
<p>2017年8月25日にミャンマーから約70万人が隣国バングラデシュ南部・コックスバザールに避難民として流入した。難民キャンプでは急激な人口増加が衛生環境の悪化を招き、国連などのNGOが人道支援を開始した。国際赤十字赤新月社連盟(IFRC)は、バングラデシュ赤新月社と協力して2017年10月からEmergency Field Hospital(FH)を展開し対応してきた。FHは約60万人の巨大キャンプに隣接したゴム農園に建てられ、約50床の病棟、手術室、分娩室などテントで診療を行った。派遣された2018年6月は高温多湿な時期と劣悪な生活環境から、若年者の体幹膿瘍、刺創、交通外傷などに対する外科的治療を必要とした。筆者は外科医として勤務し約3週間で110例を治療したので、人為的災害におけるFHでの活動を自然災害でのFHの活動との違いを報告する。</p>
収録刊行物
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- 日本災害医学会雑誌
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日本災害医学会雑誌 26 (2), 62-68, 2021-12-24
一般社団法人 日本災害医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009062456429056
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- NII論文ID
- 130008137048
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- ISSN
- 24344214
- 21894035
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可