腸管幹細胞ニッチを構成する細胞群からの液性因子の産生機構
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- KAIBORI Yuichiro
- 姫路獨協大学薬学部
Abstract
生体における種々の組織は,構成する細胞が組織幹細胞から供給されることにより維持されている.組織幹細胞は,周囲の細胞群や細胞外基質などの微小環境(幹細胞ニッチ)により,その増殖や分化が制御されている.大腸幹細胞(Lgr5陽性細胞)は,他の組織と同様,周囲に存在する幹細胞ニッチを構成する細胞群から分泌されるWnt,R-spondin1,BmpやNotchリガンドなどの液性因子による制御を受ける.しかし,大腸組織が損傷を受けた際に,幹細胞ニッチを構成する細胞群が組織再生にどのような役割を果たすのかは不明である.本稿では,新たな幹細胞ニッチとして見いだされた間質細胞群が大腸組織の損傷を修復するメカニズムを解明した論文を紹介する.<br>なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.<br>1) McCarthy N. et al., Nat. Cell Biol., 22, 1033-1041(2020).<br>2) Wu N. et al., Nature, 592, 606-610(2021).
Journal
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- Farumashia
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Farumashia 58 (1), 65-65, 2022
The Pharmaceutical Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390009142391595008
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- NII Article ID
- 130008138952
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- ISSN
- 21897026
- 00148601
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed