高齢者の骨格筋量はレジスタンストレーニングによって増加するか 文献的検討

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  • コウレイシャ ノ コッカクキンリョウ ワ レジスタンストレーニング ニ ヨッテ ゾウカ スル カ ブンケンテキ ケントウ

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抄録

2017年に、日本サルコペニア・フレイル学会により、日本で初めて『サルコペニア診療ガイドライン』が出版された。このガイドラインでは、サルコペニアを「高齢期にみられる骨格筋の減少と筋力もしくは身体機能(歩行速度など)の低下」と定義している。そして「運動がサルコペニア発症を予防・抑制できるか?」についてのエビデンスレベルは「低」、「運動療法はサルコペニアの治療法として有効か?」についてのエビデンスレベルは「非常に低」と示されている。サルコペニアの本来の意味は「骨格筋量減少症」である。また、国外の研究グループによるサルコペニアの定義でも、「骨格筋量減少症」は共通しているが、「筋力低下」や「身体機能低下」は必ずしも採用されていない。そこで、高齢者の骨格筋量をレジスタンストレーニングによって増加させることができるか否かを文献的に確認した。

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