炭素14年代キャリブレーションと水月湖年縞堆積物

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  • Radiocarbon calibration from the Lake Suigetsu varve sediment

抄録

炭素14年代測定法は、過去5万年間の年代決l定には無くてはならない年代測定法である。しかし、炭素14年代は暦年代とは一致しなく、炭素14年代から暦年代を推定するには炭素14年代キャリブレーションデータセットを用いた較正が必要である。過去12500年間の炭素14年代キャリブレーションセットは、年輪年代学の手法で年代決定された木材の高精度炭素14年代測定によって求められている。それ以前は、海洋試料の高精度炭素14年代測定結果に海洋のリザーバ効果の補正が行われデータから推定され、不確かさが残されていた。水月湖年縞堆積物の研究で、海洋のリザーバ効果の補正が必要がなくなり、考古学試料などの陸域試料に適用できる炭素14年代キャリブレーションデータセットが、炭素14年代測定法が適用できる全期間について求められた。

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