書誌事項
- タイトル別名
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- Pathography of Herbert von Karajan on his relationship with others
- ヘルベルト フォン カラヤン ノ ビョウリ ニ オケル タシャ トノ カンケイ
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抄録
指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbertvon Karajan)において、自己愛の病理を指摘できる。オーケストラを排除した後、録音したテープを編集してミスのない完璧な演奏のレコードを作るように、カラヤンは伝記作成において、具合の悪い事実はカットし都合のよいものだけを集めてきて、自己の生涯を編集して完璧な作品にしようと試みた。批判や挫折に対して異常に傷つきやすいカラヤンは、批判や挫折に直面すると自分を攻撃し妨害する集団を想定することがあったが、それは彼の被害妄想とせざるを得ないのではないか。世界が敵意に満ち自分を攻撃してくる存在でいっぱいであると恐れていたカラヤンにとって、日本は元ナチス党員として弾劾されることもなくいつ来ても大歓迎してくれる友好国であった。日本という視点からカラヤンの病理は見えない、日本という他者との関係においてそれは現れない、ということになるかもしれない。
収録刊行物
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- 夙川学院短期大学研究紀要 = Bulletin of Shukugawa Gakuin College
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夙川学院短期大学研究紀要 = Bulletin of Shukugawa Gakuin College 37 1-14, 2008
学校法人 夙川学院 夙川学院短期大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224477706368
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- NII論文ID
- 110007653305
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- NII書誌ID
- AN00332700
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- ISSN
- 21869324
- 02853744
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- NDL書誌ID
- 9737229
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可