FPGAを用いたDPDKアプリケーションの高速化

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タイトル別名
  • Acceleration of DPDK Application by Utilizing FPGA

抄録

仮想化環境において,物理NICと仮想インスタンス間,仮想インスタンスと仮想インスタンス間を高速に接続するDPDK(Data Plane Development Kit)アプリケーションの一つであるSPP(Soft Patch Panel)に関して,更なる高速化のための研究を行っている.本研究では,SPPのボトルネック評価を踏まえ,ロードバランサ部分にFPGA(Field Programmable Gate Array)を適用したスケールアウト型アーキテクチャを提案した.アーキテクチャに基づき必要機能をFPGAに実装し,FPGAとソフトウェアの結合検証を実施した結果,256byte以下において性能比4倍,256byte以上においても40Gbpsを超える性能を達成した.一方,実用化の課題として使用CPUコア数の削減とNICのスケール性向上も挙がったため,前者に対してアーキテクチャを改善し使用CPUコア数を約69%削減する見込みを立てるとともに,後者に対してPoC検証を行い,パケットサイズが小さい範囲でのスケール性を確認した.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224486279168
  • DOI
    10.14923/transcomj.2019jbt0001
  • ISSN
    13444697
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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