アメリカの専門職団体が描く学生担当職員像 - 学生担当職のための優れた実践の原則 -

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タイトル別名
  • Student Affairs Educators in the U.S.: Principles of Good Practice Developed by Professional Associations
  • アメリカ ノ センモンショク ダンタイ ガ エガク ガクセイ タントウ ショクインゾウ ガクセイ タントウショク ノ タメノ スグレタ ジッセン ノ ゲンソク

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抄録

本稿では、アメリカの学生担当職の2つの主要な専門職団体が共同開発した『学生担当職のための優れた実践の原則』(以下、『実践の原則』)の開発の経緯と成果を分析することによって、期待される学生担当職員像を明らかにすることを試みた。『実践の原則』は、専門職団体が多様な現場をもつ各大学の学生担当職員の声を反映させて開発した成果である。その中では、学生の学習や発達に積極的に関わる主体としての学生担当職員が、望ましい職員像として提示されており、その理想を実現するための具体的な方法が実践手法リストとしてまとめられている。内容は多様な大学の現場において業務の質を向上させることができるように配慮されて作成されており、また学生の学習という目標に対して学生担当職以外の構成員との連携が強調されている。アメリカの大学における学生担当職員は、学生に対する教育の当事者であることが期待されており、その実践の指針と具体的方法まで専門職団体によって提供されていることが明らかにされた。

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