米国大学のCASTL プログラムに関する研究 : 3教授の実践の比較考察からの示唆

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書誌事項

タイトル別名
  • A Study of the CASTL Program in the United States: Implications from Comparative Analyses of Three Professors’ SoTL Projects
  • ベイコク ダイガク ノ CASTL プログラム ニ カンスル ケンキュウ 3 キョウジュ ノ ジッセン ノ ヒカク コウサツ カラ ノ シサ

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説明

教授・学習の学識(Scholarship of Teaching and Learning、以下 「SoTL」と略す)は、教員による授業実践に関する学術的探究を通して教授・学習過程を改善する試みであり、1990 年代後半からアメリカの高等教育界における重要な運動になってきている。本稿では、カーネギー教育振興財団がSoTL の普及のために1998 年に開設したCarnegie Academy for the Scholarship of Teaching and Learning(CASTL)に着目し、その中のスカラーズ・プログラムに参加した化学、歴史(教師教育)、政治科学分野の3 教授のSoTL プロジェクトを比較分析することで、異領域における参加者にとっての課題や実践、並びにプログラムの特色や効果に関する認識の相違点と類似点を解明することを目的とした。 本稿では、3 教授のSoTL プロジェクトの課題と方法が、分野の違いを反映して多様だったが、同時に、教育問題を議論する場と学際的な同僚のコミュニティを提供したこと、そして教育学研究手法を中心とする講義やセミナーを提供したことなどを通して、CASTL プログラムが非常に有意義なものだったと認識していることが分かった。

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