大学職員のジョブ・ディスクリプションの可能性と課題に関する考察 : ワシントン大学バセル校における事例と調査をもとに

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タイトル別名
  • The Effect of the University Staff’s Job Description
  • ダイガク ショクイン ノ ジョブ ・ ディスクリプション ノ カノウセイ ト カダイ ニ カンスル コウサツ : ワシントン ダイガク バセルコウ ニ オケル ジレイ ト チョウサ オ モト ニ

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抄録

本論文は、大学職員の職務記述書(以下、「ジョブ・ディスクリプション」とする)の有効性について、アメリカの事例と日本の大学における事務分掌規程中心の業務分担とを比較し、新たな日本型事務組織の構築や職員の働き方について一つの視座を示すことを目的としている。今回の論考では、5つの視点に基づいて提示している。まず第一に、日本における事務分掌規程の功罪について改めて示した。第二に、アメリカにおけるジョブ・ディスクリプションを活用した採用の実情を明らかにした。第三に、アメリカにおける「スペシャリストとしてのプロフェッショナル職員とジェネラリストとしてのプロフェッショナル職員」に関する考え方を示した上で、第四に大学における業務遂行上の「チーム」定義に関する日本とアメリカの違いを比較した。第五に、アメリカにおける部下のキャリア形成支援の現状と教職協働における「チーム」意識を示した上で、ジョブ・ディスクリプションの有効性について考える。

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