中国語または日本語を母語とする韓国語学習者のデータによる韓国語文法能力テストの評価

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タイトル別名
  • Evaluating a Korean grammatical ability test using the data elicited from native Chinese and Japanese speakers learning Korean
  • チュウゴクゴ マタハ ニホンゴ オ ボゴ ト スル カンコクゴ ガクシュウシャ ノ データ ニ ヨル カンコクゴ ブンポウ ノウリョク テスト ノ ヒョウカ

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抄録

韓国語習得に関する実証研究には、学習者の能力を正確に測定することが重要である。本研究では、斉藤・玉岡(2014)で検証された外国人のための韓国語の語彙能力テストを測定基準とし、韓国語の文法能力テストの作成を試みた。文法テストの構成は、宮岡・玉岡・酒井(2014)で検証された外国人のための日本語の文法能力テストで採用されている3つの枠組み―形態素変化、局所依存、構造の複雑性―に従って、各12 問の合計36 問からなるテストを作成した。テスト開発のために、韓国語を学習している中国人84 名と日本人61 名を対象として調査を実施した。クロンバックのα信頼性係数は、学習者数145 名で、韓国語の文法能力テスト(質問数が36 問)は0.881、語彙能力テスト(質問数は48 問)は0.872 であり、非常に高い信頼性を示した。なお、全体として、日本語または英語の母語の違いはテストの結果に影響しなかった。

収録刊行物

  • ことばの科学

    ことばの科学 29 25-42, 2015-12-15

    名古屋大学言語文化研究会

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