電離層観測におけるAuroral E_sとBlackoutについて

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タイトル別名
  • デンリソウ カンソク ニオケル AURORAL ES ト BLACKOUT ニツイテ
  • Auroral Ε_s and Blackout under the Ionospheric Observation
  • デンリソウ カンソク ニ オケル Auroral Es ト Blackout ニ ツイテ エイブン

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抄録

type:P(論文)

1960年1月から1961年1月に至る第4次南極越冬期間中に昭和基地で行なった電離層観測資料から,主としてE領誠におけるAuroral E_sとBlackoutについて解析を行なった.Auroral E_sの季節変化は冬期の6~8月に出現頻度が高く,11~12月が最も少ない.出現時刻は年間を通じてほぼ一定しており,出現率の高い時間は23.00^h~03.00^h(LT)の間である.これらの高さは110km付近が最も多く,Auroral E_sの最高周波数は3~5Mc付近で常に散乱をともなっている.Blackoutの発生率は年間を通じて非常に多く,12月~3月の夏季を除いて,ほとんど30%近くの頻度を示している.09.00^h~10.00^h(LT)にfirst peakがあり,冬季の6月~8月には20.00^h~21.00^h(LT)に異常に高いsecond peakが出る.これは,季節的変化として,磁気緯度と密接な関係にある.

収録刊行物

  • 南極資料

    南極資料 15 1253-1259, 1962-04

    国立極地研究所

被引用文献 (1)*注記

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