書誌事項
- タイトル別名
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- Why has conservatism in Japan always failed? : The case of conservatives in the middle of the Meiji era
- ホシュ シュギ ワ ナゼ シッパイ シタ カ : メイジ チュウキ ノ ホシュ シュギシャ ノ バアイ
- ホシュシュギハナゼシッパイシタカ メイジチュウキノホシュシュギシャノバアイ
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抄録
日本の保守主義は常に失敗に終わってきたが,私の考えでは,それは伝統自体に問題があるというより,思想者の伝統に対する認識もしくは評価,あるいはその両方に大きな錯誤があるためである。日本は地理風土的にも民俗環境的にも世界でもっともおだやか(平和)な国である。風土的には温帯に位置し,さらに島国の海洋性から,いっそう温和で,そして,山川平野すべてが小さく,可愛いらしく,親しみやすい。次に,民族的に言うと,民族の興亡を経験しなかった唯一の(その意味で例外的に平和な)国である。これらの条件を備えた国は日本以外にない。思想者はここに着目して,平和主義という形で保守主義を作ることは十分可能だったのだが,国体論の通念や欧米的な価値基準に妨げられ,日本の伝統の正しい認識や評価に失敗したのである。
収録刊行物
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- 名古屋学院大学論集 社会科学篇
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名古屋学院大学論集 社会科学篇 55 (2), 131-142, 2018-10-31
名古屋学院大学総合研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224749683584
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- NII論文ID
- 120006537665
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- NII書誌ID
- AN00179487
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- NDL書誌ID
- 029348803
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- ISSN
- 03850048
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可