自転車を用いた片足伸張性収縮運動1日後に生じる膝伸展筋痛は運動直後の等尺性筋収縮筋力低下の程度から予測できる

書誌事項

タイトル別名
  • Delayed onset muscle soreness one day after one-leg eccentric cycling is predicted by the magnitude of decrease in maximal voluntary isometric contraction strength immediately post-exercise
  • ジテンシャ オ モチイタ カタアシ シンチョウセイ シュウシュク ウンドウ 1ニチ ゴ ニ ショウジル ヒザ シンテンキンツウ ワ ウンドウ チョクゴ ノ トウ シャクセイ キンシュウシュク キンリョク テイカ ノ テイド カラ ヨソク デキル
  • ジテンシャヲモチイタカタアシシンチョウセイシュウシュクウンドウ1ニチゴニショウジルヒザシンテンキンツウハウンドウチョクゴノトウシャクセイキンシュウシュクキンリョクテイカノテイドカラヨソクデキル

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説明

伸張性収縮運動は優れた筋力トレーニング方法の一つであるが,遅発性筋痛(DOMS)が生じやすく,その後の運動パフォーマンスに影響を与える。しかし,どのくらいDOMSが生じるかは予測できない。そこで,自転車エルゴメーター(自転車)を用いた伸張性収縮サイクリング(運動)を実施し,その直後の筋力低下の程度からDOMSの程度が予測できないか調べた。対象は健常成人13名とし,50回/分で逆回転する自転車で右足のみの50回運動を1セットとし,1分間の休憩をはさみながら10セット行った。その前後に膝伸展・屈曲筋力を測定した。また運動前と1日後に外側広筋を圧迫した際の痛みの程度と圧痛閾値も測定した。そして運動後の筋力低下率と痛みの変化量あるいは圧痛閾値低下率の相関を調べた。その結果,等尺性膝伸展筋力の低下率と痛みの変化量や圧痛閾値低下率は有意な相関を認め,運動直後の筋力低下の程度から翌日に生じる筋痛の程度が予測可能なことを示した。

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