スプラウト(発芽野菜)に適するだったんそば品種「北海T9号」、「北海T10号」の育成

書誌事項

タイトル別名
  • "Hokkai T9" and "Hokkai T10" : new tartary buckwheat varieties for sprouts and dried powders
  • スプラウト ハツガ ヤサイ ニ テキスル ダッタン ソバ ヒンシュ ホッカイ T9ゴウ ホッカイ T10ゴウ ノ イクセイ

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説明

スプラウト用だったんそば品種「北海T9号」は「韃靼種」をコルヒチン処理して得られた4倍体系統から選抜・育成され、平成19年10月に品種登録出願受理された。「北海T8号」と比べ採種性はかなり悪いがスプラウトの胚軸が太いため見栄えが良く、スプラウト・乾燥粉末のルチン含量は1.3倍多い。「北海T10号」は、「北海T8号」をEMS処理して得られた後代から、幼植物の子葉・胚軸の赤色を基準に選抜・育成され、平成19年10月に品種登録出願受理された。「北海T8号」と比べ採種性は極めて悪いが、スプラウトが赤いため見栄えが良く、スプラウト・乾燥粉末のルチン含量は1.7倍多い。「北海T9号」、「北海T10号」は、スプラウト・乾燥粉末等の付加価値の高い用途に適する。

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