いわゆる「措定文」をめぐって

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書誌事項

タイトル別名
  • On So-Called “Sotei” Predicational Sentences
  • イワユル ソテイブン ヲ メグッテ

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説明

本稿は,日本語の「コピュラ文」の分類における,いわゆる「措定文」をめぐって,考察することを目的とする。具体的には,このタイプの文に対して,「措定」という名称が与えられることの不適切性を指摘するとともに,その定義のために「A ハB ダ」という型を前提とすべきではないことを主張する。あわせて,一般に「措定文」と呼ばれるタイプは「叙述文」と呼ぶべきことを提案し,「叙述文」には「A ガB ダ」という型も含まれ,その主格名詞句が主題化されたものが「A ハB ダ」型であるとする統語分析を示唆する。

収録刊行物

  • 現代日本語研究

    現代日本語研究 12 38-53, 2020-12

    大阪大学大学院文学研究科 日本語学講座 現代日本語学研究室

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224755558272
  • NII論文ID
    120006959152
  • NII書誌ID
    AN10449125
  • DOI
    10.18910/78785
  • HANDLE
    11094/78785
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles

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