看護大学生の食生活に対する認識とその課題

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タイトル別名
  • Nursing College Students' Awareness of Dietary Life and Problems
  • カンゴ ダイガクセイ ノ ショクセイカツ ニ タイスル ニンシキ ト ソノ カダイ

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説明

本研究は、本学に所属する学生の食生活に対する認識を調査しその課題を明らかにすることを目的とした。調査期間は2008 年9月で、対象者は本研究に同意が得られ、食生活と栄養(前期必修科目・45 時間)を受講し、栄養学、食生活論、調理実習、臨床栄養を学習した本学1 年女子学生43 名(平均年齢:18.6±0.7 歳)で、そのうち、一人暮らしの学生23 名、親と同居の学生20 名だった。本対象者は食品や栄養学に対する高い関心を持ち自己にとって好ましい行動変容を期待していたが、食費にお金をかけたくないことや炊事への抵抗感があった。これによって、具体的な改善案を学生に提示することは、健康的な生活習慣への意識向上につながると考えられた。また、食生活への意識が高いにもかかわらず、食品摂取頻度は全体的に低く、特に牛乳、果物、緑黄色野菜、魚類は、一人暮らしも親と同居でも約3 割しか毎日摂取していなかった。健康障害を招くことへの認識や調理法を含めた教育を工夫する必要が示唆された。

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