スギ辺材および移行材の比透過率に関与する木材組織構造
書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between Wood Anatomical Properties and Specific Permeability of Sugi (Cryptomeria japonica) Sapwood and Intermediate Wood
- Relationship between Wood Anatomical Pr
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抄録
スギ辺材と移行材の比透過率を決定する木材組織構造因子を明らかにする目的で,地上高別に移行材,辺材内側と外側の比透過率を算出した。そのあと,その試験片の組織構造を計測し,比透過率との関係を見た.比透過率は樹幹上部に向かって減少,髄からの距離が大きくなるに伴って上昇する候向を示した。このことは比透過率への形成層齢の関与を示唆した.晩材割合と比透過率との問に有意な相関関係が認められなかったことから,比透過率には早材が大きな役割を担うことが明らかになった.比透過率を決定する組織構造因子として,軍材の有縁壁孔閉塞率,不完全閉塞率,仮道管当たりの有縁壁孔数,単位面積当たりの仮道管数および晩材割合を考慮して算出した有効開放壁孔数Nefが提案された.すなわち,有効開放壁孔数と比透過率との間に直線関係が認められ,スギ辺材と移行材の比透過率が,有縁壁孔の状態に加えて他の早材組織構造によって決定されることを明らかにした.
収録刊行物
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- 九州大学農学部演習林報告
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九州大学農学部演習林報告 77 35-45, 1997-12-26
九州大学農学部附属演習林
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224762810880
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- NII論文ID
- 110001380336
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- NII書誌ID
- AN00055178
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- DOI
- 10.15017/10935
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- HANDLE
- 2324/10935
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- NDL書誌ID
- 4529456
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- ISSN
- 04530284
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可