書誌事項
- タイトル別名
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- Fas-Deficient Fully Allogeneic Dendritic Cells Administered Via an Intratumoral Injection Route Show Efficient Antitumor Effects in Murine models
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抄録
樹状細胞はプロフェッショナル抗原提示細胞で強力な腫瘍関連抗原特異的CD8T細胞応答を惹起するため,それを利用した樹状細胞免疫療法は強力で特異的ながん免疫療法となることが期待できる.樹状細胞免疫療法において,アロの樹状細胞は,質的量的に樹状細胞が採取困難な患者における代価細胞として期待できるが,その有効性は議論の余地があり,実際,種々のプロトコールで良好な結果が得られていない.本研究において,我々は,Fasが正常なアロの樹状細胞の腫瘍内投与は全く抗腫瘍効果を発揮しないが,Fas欠損アロ樹状細胞を腫瘍内投与すると,同系マウスの樹状細胞に匹敵する抗腫瘍効果を発揮することを初めて報告する.この時,Fasが欠損している同系のマウスから得られた樹状細胞は同系の樹状細胞より強い効果を発揮することはなかったことから,Fasの欠損はアロ樹状細胞にのみにおこる不利な応答を克服するのに必要な分子であることが示唆された.更に,このFas欠損アロ樹状細胞を用いた腫瘍内樹状細胞療法は,宿主の主要組織適合抗原に拘束される腫瘍関連抗原特異的CD8T細胞応答を惹起した.よって,Fas分子の機能抑制を施したアロ樹状細胞は,自己樹状細胞が採取困難な患者の代価樹状細胞として有用である可能性が示唆された.
収録刊行物
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- 福岡醫學雜誌
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福岡醫學雜誌 104 (1), 15-26, 2013-01-25
福岡医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224764001024
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- NII論文ID
- 120005227184
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- NII書誌ID
- AN00215478
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- DOI
- 10.15017/26076
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- HANDLE
- 2324/26076
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- NDL書誌ID
- 024685177
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- ISSN
- 0016254X
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- PubMed
- 23600321
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- PubMed
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可