「とりたて」の作用から見えてくる品詞・表現間の連続性 : フランス語との対照分析を通して

書誌事項

タイトル別名
  • Continuity among Morpho-syntactic Categories and Expressions as Revealed by the Effects of Toritate : A Contrastive Analysis with French
  • 「 トリタテ 」 ノ サヨウ カラ ミエテ クル ヒンシ ・ ヒョウゲン カン ノ レンゾクセイ : フランスゴ ト ノ タイショウ ブンセキ オ トオシテ

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抄録

日本語文法研究において助詞は古くから中心的な研究課題であるが,「だけ」「さえ」「も」などの研究は近年とりたてと呼ばれる現象を扱う枠組みで大きく発展してきた。とりたては日本語では主にとりたて助詞により,フランス語では範列導入副詞(Adverbes paradigmatisants)と呼ばれるとりたて副詞により表現されるが,この「とりたて」の働きは他の表現形式によって生じる作用と共通あるいは連続している。本論文では,日本語研究で「とりたて」と呼ばれる文法作用を通して見られるさまざまな品詞,表現間の連続性について考察する。

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