環境とケア/ケアリングを考える授業実践 : 教育施設改善の意識と意見表明

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タイトル別名
  • Classroom Practice to Promote Thinking about the Environment and Care: Awareness of Education Facility Improvement and Expression of Opinion
  • カンキョウ ト ケア/ケアリング オ カンガエル ジュギョウ ジッセン : キョウイク シセツ カイゼン ノ イシキ ト イケン ヒョウメイ

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抄録

生活環境を基礎に、日常生活用品と住宅施設などのユニバーサルデザインを通して、環境にやさしい・ケア/ケアリングの視点から、学校教育関連施設の改善について、アクティブラーニングの方法で授業実践をする。方法は、①授業講義内の中に「環境」「ユニバーサルデザイン」についてのVTR を見せ、身近な環境とユニバーサルデザインについて考えさせた。日常生活用品の見本からUD グッズを発見させ、また「お菓子」のユニバーサルデザインについて話し合わせた。②①と同様に学生を30斑にグループ分けをし、各々の班により教育学部内の施設について改善または要望を環境とケア/ケアリングの視点から、教育学部地図の中に付箋紙をつけ、改善あるいは要望について記述させ、まとめさせた。本研究は、この付箋紙の記述内容をカテゴリー化し、各カテゴリーにまとめ、分析した。その結果として、(1) 施設に関しては多様な要望・改善案が見られた。(2) 環境やケア/ケアリングが記載されている数は多く、具体的な記述となっていることが分かった。このことから、この実践は教育施設の課題の気付きと問題解決の一翼を担うことが分かった。

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