他界からの視線

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タイトル別名
  • The Eye Coming from the Other World
  • タカイ カラ ノ シセン

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説明

「他界観」といえば通常、<この世から他界を見る>思考形式や伝承が、思い浮かぶ。しかし本国には、それとは逆方向の視座、つまり<他界からこの世を観る>眼を培養してきた伝統が――しかも精神史の本流として――ある。  今回は、世阿彌の能演劇と一遍の教説とを取り上げて、その奇妙な眼の位置取りの論理と機微とを、解明する。もちろんこの問題は、仏教的思考(涅槃)の理解と深く絡む。

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