営農集団における原価構造に関する一考察

書誌事項

タイトル別名
  • Studies of Cost Structure in Groups Farming
  • エイノウ シュウダン ニ オケル ゲンカ コウゾウ ニ カンスル イチ コウサツ

この論文をさがす

説明

本稿では営農集団における原価構造に着目して検討する。農業の原価管理は難しいとされているが、近年、その必要性が高まっている。実証的に検討するために、調査を進めている営農集団における原価構造を取り上げ、その現状分析を行なった。調査対象の営農集団では貸借対照表や損益計算書を用いて原価が把握されており、さらに各種日報を用いて実際の作業が管理されている。 次に、近年着目されているABC(Activity Based Costing)やABM(Activity Based Management)を含めて、営農集団の原価構造について理論的な検討を行なった。営農集団においてはABCによる原価計算の精緻化よりも、各種日報から作業に関する原資料に当たって原価の直接費用化に注力することが重要であると考えられた。さらにABCの結果から得られる原価情報は、ABMによる活動管理について活用の可能性があると思われた。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ