書誌事項
- タイトル別名
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- Congestion Threshold of Ad-hoc Networks
- アドホックネットワーク ノ フクソウシキイチ
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抄録
アドホックネットワークの輻輳閾値を解明するために、ネットワークモデルRandom Geometric Network(RGN)上でTCP/IP通信を想定したシミュレーションを行い、トラフィック輻輳を発生させた。その結果、RGNの輻輳閾値がランダムネットワークと比べて約7分の1と非常に低く、その原因はノードの集団間に存在するノードにトラフィックが集中し、輻輳が発生するためということが判明した。また、スケールフリーネットワークであるバラバシ・アルバートモデルと比較した結果、輻輳閾値はRGNの方が高いが、輻輳閾値以上にパケット発生率を増加させていくと、1ノードあたりのパケット発生率が0.036以上ではRGNのパケット到達率がバラバシ・アルバートモデルより低くなることがわかった。このことからRGNは一度輻輳が発生すると、以降は通信を行うことが非常に困難になることが判明した。RGNの輻輳耐性を向上させる手法としては、平均リンク数を増加させることが有効だということを確認した。これは、ノードの集団がネットワーク全体に及ぶような単一の巨大集団となり、ノードの集団間に存在するノードが存在し得なくなるためである。具体的には、平均リンク数が20のRGNは、平均リンク数が6のRGNと比べて3倍のトラフィック量までネットワーク上で輻輳を発生させずに通信を行えることがわかった。
収録刊行物
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- 東京情報大学研究論集
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東京情報大学研究論集 17 (1), 1-8, 2013-09-30
東京情報大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224774533376
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- NII論文ID
- 120005455738
- 110009614700
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- NII書誌ID
- AA11155514
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- ISSN
- 13432001
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- NDL書誌ID
- 024933561
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles