継続的カンファレンスで対話を重ねることによる保育者の意識の変化

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  • ケイゾクテキ カンファレンス デ タイワ オ カサネル コト ニヨル ホイクシャ ノ イシキ ノ ヘンカ

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法人内の複数の保育所が一堂に会しおこなわれる研究会において,ワールド・カフェによる導入後,定期的かつ継続的に実施されてきたエピソード記録を用いたカンファレンス,ビデオカンファレンス,フォトカンファレンスに取り組む保育者の意識や変容について保育者にインタビューをおこなった.その結果,カンファレンスによって,日々の振り返りの変化が生じ始めた職員がいること,「変わった」とする意識を持つ職員は,職場内の職員同士の関係やチームワーク,振り返りを通した子どもへの気づき,対応について他職員と意見を交わすことによる子どもや保育の見方の広がりや深まりが出てきたこと,職員全員が子どもへの一貫した対応をおこなうようになってきたことなどが変化として感じられていることが示唆された.今後は,継続してカンファレンスについての感想などから研究会の効果を読み取っていくとともに,効果を測定する尺度の併用,および研修プログラムの開発が課題となるであろう.

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