総説植物カモミールの摂食が心身に及ぼす効果
書誌事項
- タイトル別名
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- Physiological and Psychological Effects in Humans of Chamomile (a kind of plants)Drinking and Eating
- 植物カモミールの摂食が心身に及ぼす効果
- ショクブツ カモミール ノ セッショク ガ シンシン ニ オヨボス コウカ
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説明
植物カモミール(Matricaria chamomilla)は,ヨーロッパを中心に古くから鎮静効果をもつ植物として利用されてきた。カモミールの摂食によるリラックス効果及び睡眠影響について報告された論文を総説としてまとめた。カモミール茶の摂食が末梢皮膚温を上昇させる,心拍数を低下させる,自律神経系を副交感神経優位にするという報告,感情測定尺度(MCL-S.1)によってリラックス感得点の上昇を認めたことが報告されている。また,カモミールエキスを添加したゼリーを温めた状態で摂食した場合には末梢皮膚温の上昇や心拍数の低下が起こり,副交感神経優位の傾向が示されたが,低温で摂食した場合にはその効果が認められなかったと報告されている。OSA睡眠調査票を用いた睡眠実験から,カモミールエキス添加ゼリー摂食日の夜間睡眠では,ねむ気の因子,寝つきの因子などが無添加ゼリーを摂食した日に比べて改善したことが報告されている。
収録刊行物
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- 北海道大学大学院教育学研究科紀要
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北海道大学大学院教育学研究科紀要 97 95-103, 2005-12-20
北海道大学大学院教育学研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390009224794400256
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- NII論文ID
- 120000957706
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- NII書誌ID
- AA11464009
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- HANDLE
- 2115/14686
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- NDL書誌ID
- 7801625
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- ISSN
- 13457543
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可