日本の小学校「外国語」(英語)のための“関連性”のある教授文法に向けて

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タイトル別名
  • Toward Relevant Teaching Grammar for English as a Foreign Language at Elementary Schools in Japan
  • ニホン ノ ショウガッコウ 「 ガイコクゴ 」(エイゴ)ノ タメ ノ"カンレンセイ"ノ アル キョウジュ ブンポウ ニ ムケテ

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抄録

2017年3月に改訂された小学校学習指導要領のもとで教科「外国語」を担当することになる教師は,Celce-Murcia(2007)の「コミュニケーション能力」モデルを採用して,「言語(体系)能力」の一部としての(狭義の)文法,「相互行為能力」および「定型表現能力」という三者とそれらの連携に注意をはらうことが,可能であるのであれば,望ましい。 小学校の教科「外国語」で英語の文法を教え始めるのであれば,Michael Swanが認定している6つの設計規準のうち,特に「関連性」の設計規準に焦点を当てて,英語の教授文法を編成すべきである。すなわち,英語の教授文法は,日本の学習者が英語で困っていることに関わるべきである。問題は,日本語と英語に,どのような意義深い違いがあるかなのである。本稿では,関連する対照研究に基づいて,これら2つの言語の文構造の基本的な違いを描き出すことを試みる。

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