低 Pr 領域での Pr-Fe-B ナノコンポジット磁石の組織と磁気特性における添加元素 Ti と Nb の効果 VIII

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Ti and Nb Addition on Structure and Magnetic Properties of Pr-Fe-B Nanocomposite Magnets in a Pr-poor Composition Range, Part VIII
  • テイ Pr リョウイキ デノ pr Fe B ナノ コンポジット ジシャク ノ ソシキ ト ジキ トクセイ ニ オケル テンカ ゲンソ Ti ト Nb ノ コウカ VIII

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抄録

急冷凝固プロセスおよびアモルファスの結晶化過程でのナノ結晶組織制御が十分に行われていない点にある。鉄鋼材料において温度 -時間 -変態(TTT)線図が有用であるのと同様に、ナノコンポジット磁石の組織制御とプロセス設計を効果的に行う上で、きわめて有用である。本研究では、ナノコンポジット磁石の急冷凝固と結晶化プロセスの合理的指針を得るために、Pr4Fe77Nb0.5B18.5においてTiを11at.%添加し、アモルファス相、Pr2Fe14B相、αFe相、Fe3B相等のTTT線図を作成し、磁気特性との関係を検討し、Tiの効果をまとめた。その結果、3000、3500、4000 Oeの領域が存在した。Pr2Fe14B相が結晶化し始める境界線に沿って高い保磁力の値になった。Pr2Fe14B相が結晶化している740℃、0.3分間の熱処理で、磁化が90emu/g、保磁力が最高4110 Oe Oeあった。

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